何故タキシード?

ウェディングドレスには様々な流行とスタイルがありますが、結婚式で新郎が着る礼服のほとんどはタキシードです。礼服というならば燕尾服やモーニングなど色々な種類があるにもかかわらず、何故か多くの結婚式で新郎はタキシードを着ます。
その理由の一つは、結婚式が年々カジュアル化しているからかもしれません。格式と伝統を重んじる欧州はともかく、何事も自由の国アメリカでは、結婚式でもブラックスーツで済ませる人も多くなっています。そして日本でも同じく、昼はモーニング、夜は燕尾服という風潮はなくなりつつあります。だからルールの多い正礼装ではなく、より手軽に礼装を楽しめるタキシードが結婚式のスタイルとして一般的になっているのかもしれません。

タキシードはカジュアルスーツと違い結婚式以外であまり着る機会がないので、新郎はタキシードレンタルを行うのが一般的です。
もう一つの理由としては、セレブの影響もあるでしょう。各種パーティでタキシードに身を包んだセレブがネットやファッション誌で紹介されており、それがイケてると見なされているのでしょう。

結婚式のタキシード選び

結婚式の新郎の衣装は、燕尾服にモーニング、ディレクターズスーツにブラックスーツなど、いくつもあります。けれど結婚式のカジュアル化やセレブの影響だけではなく、ほとんどの新郎が結局選ぶのは、タキシードです。

夜の正装である燕尾服を着用するのは、いまはオーケストラの指揮者くらいでしょう。すでに皇室の夜の晩さん会でも、ドレスコードから外されています。かつて昼の正装として選ばれていたモーニングは、内閣組閣の記念撮影の際に大臣達が着るか、新郎新婦の父親が着るくらいでしょう。アメリカでは結婚式でブラックスーツを着る新郎を良く見かけますが、日本の場合、ブラックスーツはビジネスマンも着用するので、ハレの日にはあまり相応しくありません。
尚、漫画やドラマの影響で日本では礼装と思われているフロックコートですが、実は正式な礼装でも準礼装でもないのを、ご存知でしょうか。着て笑われることはないでしょうが、やはり結婚式にはふさわしくありません。